伝統を受け継ぎ、暮らしに新しい彩りを。

ものづくりへの想い

自然の素材と、人の手が生み出すもの。

第1章 素材

自然の素材から、ものづくりは始まる

山葡萄の蔓は、しなやかさと丈夫さを兼ね備え、古くから人々の暮らしを支えてきた自然素材です。

一本一本、異なる表情を持つ蔓。編み重ねることで生まれる模様と陰影。そして、使い込むほどに深まっていく色艶。

竹もまた、身近で親しみやすい自然素材です。太さも、色も、節の位置も、一本ごとに違います。素材を知り尽くすこと。それが、よい作品を生み出すための第一歩だと私たちは考えています。

自然の素材を人の手で編み上げるからこそ、同じものは二つとしてありません。

第2章 転機

受託製作から、自分たちの発想へ

私たちのものづくりは、他社からの依頼を受けて製品を作る、受託製作から始まりました。お客様から市場に出回っている商品の見本をお預かりし、その形や編み方を再現する。一つひとつの注文に応えながら、職人としての技術を磨いてきました。

ものづくりを続けるうちに、次第に考えるようになりました。私たちの強みは、依頼されたものを正確に作ることだけなのだろうか。長年培ってきた技術、素材を知り尽くした経験、そして職人たちの力。これらをもっと生かせば、自分たちの発想から新しい作品を生み出せるのではないか。

1999年に海外へ工房を開設し、2000年には素材の採取から製作、販売までをつなぐ一貫した生産体制を整えました。2016年からは法人のお客様との取引に加え、個人のお客様にも直接商品をお届けしています。

第3章 技と人

一人ひとりの技と、三つの力

星凌商店の工房では、熟練の職人と若い職人が互いに学び合い、素材の下処理から仕上げまでを担っています。その技術は、次の三つの力として一つにつながっています。

  • 一人ひとりの技と、学び合うチーム

    熟練の職人と、時間をかけて技術を身につけてきた若い職人が、同じ工房で互いに学び合っています。作品を見せ合い、良いところは取り入れ、改善すべきところは率直に伝え合う。経験の長さにかかわらず、知識や技術を共有することが、工房全体の技術を高めています。

  • アイデアを、形にできる技術

    どのような編み方なら美しく表現できるのか。蔓の特性をどう生かし、形を保つためにどこを工夫するのか。素材と編み方を理解した職人だからこそ、デザインを形にする方法を考えられます。店舗やブランドのお客様のオリジナルデザインにも、思い描くイメージを伺うところから対応しています。

  • 素材から製作、お届けまで、一貫して

    素材の採取・加工から製作、お届けまで。一連の工程をつなぐ体制を整えてきました。ものづくりの現場とお客様との距離が近いことで、商品の背景や魅力をより深く伝えられます。中間流通をできる限り介さない仕組みにより、品質と価格のバランスにも配慮しています。

第4章 暮らしへ

春も夏も、和装にも。日々の暮らしの中へ

山葡萄かごバッグと聞くと、夏のお出かけや浴衣、着物に合わせるバッグを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。もちろん、和装との相性は格別です。

けれども、私たちは、山葡萄かごバッグにはもっと幅広い楽しみ方があると考えています。春の軽やかな装いに。夏の涼やかなコーディネートに。秋冬のニットやコートに合わせて。

特別な日だけに持つものではなく、日々のお出かけにも自然になじむものへ。手に取り、使い込み、暮らしの中でその魅力を感じていただけるものへ。山葡萄かごバッグを、もっと自由に、もっと身近な存在に。それが、私たちの願いです。

  • 春
  • 夏
  • 秋冬
  • 和

季節を越えて、装いを越えて、暮らしに寄り添う一品を。

星凌商店の山葡萄かごバッグを通して、自然素材の美しさと、手仕事の奥深さを感じていただければ幸いです。